『Chocolate : チョコレートの歴史、カカオ豆の種類、味わい方とそのレシピ : チョコレートを愛するすべての人へ』

作成者
ドム・ラムジー著, 夏目 大 ほか訳 
出版者
東京書籍 
刊年
2017.12

 2月です。2月というとバレンタインデー。昨今では友チョコ、自分チョコなど本来のバレンタインデーからはちょっと離れ、チョコレートの祭典といった感じでしょうか。この時期には特にあちこちでチョコレートを目にします。チョコレートの専門店もあり、フェアトレードやビーントゥバー、シングルオリジンといった様々なチョコレートに関する単語も耳にしますが、それらが実際どういったものかご存知でしょうか。
 今回紹介するこちらの本には、チョコレートの歴史や、赤道地帯で栽培されているカカオ豆の生育方法や種類など、チョコレートにまつわる様々なことがわかりやすく図解で説明されています。カカオ豆の産地28か国のそれぞれの特徴も詳しく書かれており、チョコレートの種類や選び方、テイスティング方法、保存の仕方なども載っていますので、バレンタインデーのチョコレート選びの参考にもしていただけると思います。
 豆を選び、焙煎し、成形する過程を一貫して行う「ビーントゥバー」を作る方法も詳しく書いてありますので、実際に挑戦することも可能です。また、ショコラティエやパティシエなど、チョコレートの専門家たちによる本格的なレシピも24種類掲載していますので、読むだけではなく作って味わうこともできます。
 チョコレートの魅力がたっぷり詰まった本書を読んで、味わい深いチョコレートをより一層楽しんでください。