奈良県立図書情報館では、「幕末3D スイス人写真師ピエール・ロシエ 日本とアジアのパイオニア1858年〜1862年」を開催します。
ロシエは、日本を訪れた最初のプロ写真師でした。長崎滞在中には、日本人に写真技術を伝授しました。彼がロンドンへ発送した66枚のステレオ写真は、欧米初の販売目的で撮られた日本の写真となりました。当展覧会では、ロシエが撮った作品の大部分を本邦初公開します。また、日本とフリブール州を写したステレオ写真を3Dスライドショーとしてダイナミックに紹介します。また、3Fブリッジにて関連図書資料を合わせて展示します。
ピエール・ロシエ(1829-1886)
スイス連邦フリブール州の慎ましい農民の家に生まれた。カメラマンとなったロシエは、1855年にロンドンへ旅立つ。そこで名高いネグレッティ&ザンブラ社に採用され、公式のアジア地区営業代表兼カメラマンの職務に就いた。彼は、1855年にアロー戦争(第二次アヘン戦争)を記録するために中国へ派遣された。その後フィリピン、次いで1859年から1861年間は日本に、さらにシャム(タイ)王国へ渡航した。1862年にスイスに帰国したロシエは、フリブール市で写真館を開業した。
日時
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会場
2階 メインエントランスホール
主催
奈良県立図書情報館
後援
在日スイス大使館
展示図書リスト