図書情報館では、3月13日に亡くなられた歴史学者の上田正昭氏を偲び、図書展示 「追悼 上田正昭氏 逝く」 を開催します。
上田正昭氏は昭和2(1927)年兵庫県に生まれ、宮司となるため進んだ國學院大學で折口信夫に師事したあと、昭和22(1947)年に京都大学に入学し、卒業後は高等学校教員を経て京都大学教授となりました。日本古代史を東アジアの枠組みでとらえ、学際的に古代日本の史脈を解明した日本を代表する歴史学者です。研究だけでなく自らが中心となり、古代東アジア研究における初めての国際学術交流の場である、アジア史学会を設立しました。また弱者に目を向け、人権問題や被差別部落の問題にも取り組み、世界人権問題研究センター設立に尽力しました。
展示では上田正昭氏の著作を中心に、当館所蔵資料からご紹介します。
日時
-
会場
3階 レファレンスカウンター横
主催
奈良県立図書情報館
展示内容
- 『日本古代国家成立史の研究』
- 『帰化人』
- 『日本神話』
- 『聖徳太子』
- 『邪馬台国と纒向遺跡』ほか
図書約180冊
展示図書リスト
様子