図書情報館では、7月20日に亡くなられた哲学者で評論家の鶴見俊輔氏を偲び、図書展示 「追悼 鶴見俊輔氏 逝く」を開催します。
鶴見氏は大正11(1922)年東京都生まれ。ハーバード大で哲学をまなび、昭和18(1943)年に帰国。昭和21(1946)年に丸山真男氏らと雑誌『思想の科学』を創刊。京大助教授・東京工業大助教授・同志社大教授を歴任し、プラグマティズムの紹介や大衆文化論、日常性に立脚した哲学を展開しました。平和運動にも深くかかわり、昭和40(1965)年小田実(まこと)氏・開高健氏らと「べトナムに平和を!市民連合」(ベ平連)を結成し、ベトナム反戦運動を展開。また、大衆文化の表現方法として早くから漫画評論を手掛けるなど幅広い分野で活躍されました。
長きにわたり執筆活動を続けてこられた氏の著作を中心に、当館所蔵資料から紹介します。
日時
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会場
3階 レファレンスカウンター横
展示内容
『鶴見俊輔集』、『鶴見俊輔書評集成』、『不逞老人』、『鶴見俊輔 : いつも新しい思想家』 ほか 約100冊
展示図書リスト
様子