図書情報館では、1月27日(火)に80歳で亡くなられた、考古学者の水野正好氏を偲び、図書展示 「追悼 考古学者 水野正好氏 逝く」 を開催します。
関西弁の楽しい語り口の講演で人気だった水野氏は、1934(昭和9)年大阪市生まれ。大学卒業後、滋賀県、大阪府の遺跡調査を担当し、当時、爆発的に急増した埋蔵文化財調査の体制をつくりあげられました。その手腕をかわれ、文化庁の埋蔵文化財調査官を務められた中では、道路等の工事に関わる遺跡調査で、道路公団へ工事変更を提案するなど各地の遺跡保存・保護に携わられるなど、大きな活躍をしてこられました。
その後、1979(昭和54)年には、奈良大学文化財学科に着任、1994~2000年には学長を務められ、その後、大阪府文化財調査研究センター理事長、元興寺文化財研究所長等を歴任され、研究や、後進の育成に力を注ぐだけでなく、一般の方にも考古学の楽しさを伝える活動を続けられてきました。氏の遺された論文等著作は、250以上になります。
今回の展示では、当館で所蔵する、約50の著作を紹介します。
日時
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会場
3階 レファレンスカウンター横
展示内容
『古代ヤマトと三輪山の神』、『三角縁神獣鏡・邪馬台国・倭国』、各種雑誌掲載論文など。
全約50冊
展示図書リスト
様子