【満席】奈良県立美術館学芸員出張レクチャー「エドワード・ゴーリー氏の頭の中を覗く―東西の美術を中心に―」(図書企画展「ゴーリーの世界へ飛び込む——ゴーゴーゴーリー」関連イベント)

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エドワード・ゴーリーの作品は、不思議で謎めいた雰囲気を持っています。長年のコレクターは、テキストを読み込み、絵をじっくり眺めても、ゴーリーの作品には「謎」が残ると発言しています。

ゴーリー作品が、このような正体不明の複雑さを持っているのは、彼が「超」博識であったからではないでしょうか。ゴーリーはイギリス文学から『源氏物語』に至るまで多くの古典を乱読する読書家で、東西の美術、バレエから日本映画まで、多種多様な文化に接していました。ゴーリーのテキストと絵には、彼が貪欲に吸収した様々な文化が複雑に絡み合い、ゴーリーオリジナルの世界となって現れています。

そこで、この「謎」に少しでも近づくために、東西の美術史を手がかりに、ゴーリーの頭の中を覗いてみようと思います。といっても、彼の頭の中にあったイメージソースは想像を絶するほど膨大で、今回垣間見られるのは頭のはじっこ、ほんの少しですが。ゴーリーという博識な作家の脳内に広がるイメージの海に、一緒に飛び込んでみませんか？

奈良県立美術館「エドワード・ゴーリーを巡る旅」関連図書企画展「ゴーリーの世界へ飛び込む——ゴーゴーゴーリー」

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