橿原神宮の創建・拡張など近代における建国神話の形成と定着とともに、天皇・皇族の神武天皇陵参拝の回数は増えていきます。大正天皇は、その病気のため即位後の奈良県行幸は2回(即位大礼・神武天皇2500年祭)にとどまっています。しかし、替わって皇太子が立太子・成年式済了・渡欧及帰国・成婚と人生の折り目折り目で、伊勢神宮・伏見の明治天皇陵にあわせて、これを奉告する神武天皇陵に参拝を行っています。
昭和に入ると、即位大礼の奉告に加え、奈良県下では25年ぶりの陸軍特別大演習や紀元2600年奉告行幸も行われました。図書情報館は、まとまった形では昭和20年の終戦奉告行幸までの準備公文書の移管を受けています。以後は原則的に県秘書課の現用文書となりますが、昭和54年の行幸のように、まれに戦後のものも移管されています。
これらに加え、『昭和天皇実録』や各種昭和天皇・現代皇室に関する研究書や資料を中心に展示し、それぞれに解説を加えます。
「令和8年度奈良県文化施設連携イベント「昭和100年―記憶をつなぎ、未来をひらく―」
開催期間:令和8年8月29日(土曜日)から令和8年11月29日(日曜日)まで
※催しごとに開催期間が異なります。
奈良県立図書情報館、奈良県立美術館、奈良県立万葉文化館およびなら歴史芸術文化村の4館が連携し、
昭和という時代をそれぞれの施設の特色を活かした企画展示や講演会を通じて振り返るとともに、
4館を巡るスタンプラリーも実施します。