ジョージ・オーウェルの小説『1984』は、全体主義国家によって統治されるディストピア社会の「1984年」を描いた小説で、いまなおさまざまな芸術に影響を与え続けています。
ディストピア文学は現在も人気のあるジャンルで、マーガレット・アトウッド『侍女の物語』、カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』など、ベストセラーには枚挙にいとまがありませんが、『1984』から現在まで、それらの設定は現実社会と無関係には成り立たないものです。
翻って、今年は1984年から40年がたった2024年。私たちの社会は、これらのフィクションに書かれている社会とどれくらい似ていて、どれくらい異なっているのでしょうか?
今回の図書展示では、「ジョージ・オーウェル『1984』から40年 ディストピアの先の世界」として、オーウェルの著作をはじめ、古今東西のディストピア小説やディストピア文学研究、批評に関する資料をあつめました。さらに、ユートピア思想についての資料や、ファシズムや独裁国家、管理社会など現実の国家システムを考える書籍も併せて紹介します。
展示期間:令和6年11月30日(土)~令和6年12月27日(金)
展示場所:2F図書展示コーナー
関連イベント
トークイベント「ディストピア文学のある世界を生きる」12月7日(土)開催
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日時
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会場
2階 図書展示
主催
奈良県立図書情報館
展示内容
近日公開予定