童画家いわさきちひろ(1918 – 1974年、本名岩崎知弘)は、子どもや市民の生活風景を題材とし、55歳で亡くなるまでおよそ9400点の作品を遺しました。その筆致やあざやかな彩色のみならず、母性や平和といった普遍的な眼差しは世界中で支持されています。ちひろは、児童文学と絵本とがないまぜであった1960年代当時の日本において、「絵本」ならではの繊細な表現を求め印刷技術の向上に寄与し、さらに絵作家の著作権確立運動に奔走しました。没後50年の節目となった今年、画家の生涯と功績をふり返ります。
展示期間:令和6年8月1日(日)~令和6年8月25日(日)
展示場所:3F図書展示コーナー
日時
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会場
3階 図書展示
主催
奈良県立図書情報館
展示内容
・「絵本」らしさをもとめ、出版界を牽引した資料
・挿絵や表紙絵などの資料
・ちひろの生涯を紹介した資料