相対性理論を打ち立てたことで知られる20世紀を代表するドイツの物理学者アルベルト・アインシュタインは、1922(大正11年)年日本の出版社、改造社の社長、山本実彦の招待で妻エルザとともに初めて日本を訪問しました。このとき乗船していた日本郵船の北野丸でアインシュタインはノーベル物理学賞受賞の知らせを受け取りました。そして、11月17日~12月29日の日程で、日本の各地で講演を行う傍ら観光し、奈良には12月17日から2泊奈良ホテルに滞在して観光を楽しみました。
この来日100周年を記念してドイツ連邦共和国大使館が製作したアインシュタインの日本講演旅行の足跡をたどるパネルを展示するとともに、彼をより深く知るための著書やその関連書籍を【アインシュタインのこと】、【アインシュタインの知人】、【アインシュタインの影響】の3つのテーマに分けて展示を行っております。また、来県を報じる当時の新聞記事や奈良ホテルでピアノを演奏するアインシュタインの写真など、滞在当時の様子を垣間見ることができる資料もあわせて展示しています。
主催:ドイツ連邦共和国大使館
共催:奈良県立図書情報館
後援:奈良日独協会
協力:奈良ホテル
会期:令和5年7月11日(火)~8月20日(日)17:00まで
会場:奈良県立図書情報館 2F図書展示スペース

