絵本作家、イラストレーター 土橋とし子作品展「土橋とし子展 我楽多画譚(がらくたがたん)」を開催します。
土橋は1960年和歌山県生まれ。現在、奈良県在住。関西で学生生活とデザイン事務所のアシスタントを務めたのち、東京でイラストレーター、絵本作家として第一線で活躍してきました。
その画風は独特で「土橋さんの絵は一度見たら忘れられません」と、漫画家さくらももこが土橋の著作『オリオン画報』(1992年新潮社)に帯文を寄せるほど、強い個性を放っています。
展覧会では、奈良がテーマのイラストエッセイや、絵本『ひょうたんハウス』『アオッチとキーコ ひみつきちをいく』(いずれも福音館書店)に登場した自作の人形たち、毎日新聞日曜版で約7年連載した『お茶の時間』(2006.10〜2013.3)の一挙公開、手がけた単行本の装画(プリント)など、40年近い作家生活を俯瞰します。
「まほらしんぶん」 *まほら……素晴らしいところ。まほろば、まほらば、まほらま、ともいう。
まほらしんぶんの発行人・土橋とし子は1984年に手書きの個人新聞を作り始め、これまで『月刊よいこ倶楽部』『よいこオノボリ倶楽部』『おやつの時間』『母の友スポーツ』などのタイトルで発行してきました。近年は、展覧会開催時などに不定期で発行しており、ライフワークとなっています。
本展に向けての新聞は『まほらしんぶん』と名付け、全3回発行します。