吉野・浄見原神社で奉奏される「国栖奏」は『延喜式』に記載され、天武天皇の時代から令和に至るまで「福寿を招く呪法」として大嘗祭で奏され、重要な役割を果たしてきました。
『国栖奏』冊子は、旧暦正月14日に行われる祭礼を吉野在住の写真家・山本茂伸が3年をかけて撮影。同じく吉野在住の吉村寿代が文を寄せ、国栖奏保存会の監修により2021年春に上梓されました。
古式ゆかしい祭礼の一部始終に加え、一般公開されていない「直会(なおらい)」の様子も特別に撮影されています。作品を通じ、祭礼に宿る祖先の心と、今国栖人のふるさとへ清浄で温かな思いを感じ取っていただければ幸いです。
日時
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会場
2階 メインエントランスホール
共催
国栖奏保存会、奈良県立図書情報館
展示内容
撮影:山本茂伸
文:吉村寿代
監修:国栖奏保存会