映像作家・保山耕一氏が綴る映像詩『奈良、時の雫(しずく)』からセレクトした作品を月替わりで常設上映する企画。
7月の映像は「20年目の祈り〜なら燈花会2018〜」(上映時間約15分、リピート再生)


なら燈花会……1999年に誕生し今年で21年目の「なら燈花会」。古都奈良にろうそくの灯りがとけ込む風景は、 今やすっかり夏の風物詩として定着しました。映像作家・保山耕一は、昨夏毎夜、なら燈花会に通い、約2万のろうそくの花が咲く様子を撮影。映像詩として昇華させました。
「燈花」とは、灯心の先にできる花の形のかたまりのこと。
これができると縁起が良いと言われています。
幸せが訪れますよう。
なら燈花会
日時:2019.8.5[月]〜14[水] 19:00〜21:45
会場:春日野園地/浮見堂と鷺池/猿沢池と五十二段/浅茅ケ原/奈良国立博物館/興福寺/奈良春日野国際フォーラム甍〜I・RA・KA/浮雲園地
※天候などにより中止になる場合があります。混雑が予想されますのでお車でのご来場は避け公共交通機関ごご利用ください。
■保山耕一(ほざん・こういち)
1963年生まれ。奈良在住。US国際映像祭でドキュメンタリー部門の最優秀賞である「ベスト・オブ・フェスティバル」を受賞。フリーランスのテレビカメラマンとして『THE世界遺産』『情熱大陸』『美の京都遺産』『真珠の小箱』などの番組撮影に携わるほか、スポーツ、音楽、バラエティまで多方面に活躍。2013年に直腸がんと診断され、現在も治療を続けながら「奈良には365の季節がある」という強い思いを映像にすることをライフワークとしている。2019年1月、資料収集などで社会に貢献した人を表彰する第7回水木十五堂賞を受賞。