図書情報館では、12月30日に亡くなられた作家 宮尾登美子氏を偲び、図書展示 「追悼 宮尾登美子氏 逝く」 を開催します。
宮尾氏は大正15(1926)年高知市生まれ。昭和37(1962)年『連』で『婦人公論』女流新人賞を受賞。芸妓娼妓紹介業を営んでいた生家をモデルにした『櫂』で昭和48(1973)年太宰治賞を受賞し、昭和54(1979)年には『一絃の琴』で直木賞を受賞するなど、数々の文学賞を受賞されています。平成21(2009)年には文化功労者にも選ばれました。
『鬼龍院花子の生涯』、『陽暉楼』、『藏』など、時代や因習に翻弄されながらも強く生き抜く女性たちを描いた作品などを次々に発表し、数多くの作品が映画化・ドラマ化されました。『宮尾本 平家物語』、『天璋院篤姫』はそれぞれNHK大河ドラマ『義経』、『篤姫』の原作となり、人気を博しました。
長きにわたり創作活動を続けてこられた氏の著作を中心に、当館所蔵資料から紹介します。
日時
-
会場
3階 レファレンスカウンター横
展示内容
『宮尾本 平家物語』、『一絃の琴』、『天璋院篤姫』 ほか 図書・雑誌 約70冊
展示図書リスト
様子