図書情報館では、4月17日に亡くなられたコロンビアの小説家 ガルシア・マルケス(García Marchez,Gabriel)氏を偲び、図書展示「追悼 ガルシア・マルケス氏 逝く」を開催します。
氏は1928年、電信技師の子として、カリブ海沿岸のアラカタカに生まれました。幼・少年時代を母方の祖父母に育てられ、ボゴダ大学法学部中退後は、ジャーナリストとして国内およびヨーロッパで活動する一方、小説の執筆にも取り組みました。ラテンアメリカの歴史を描いた大作『百年の孤独』(1967)は世界中の注目を集め、この作品により、氏はラテンアメリカ現代小説の代表的存在となりました。このほかの主要な作品に『族長の秋』(1975)、『予告された殺人の記録』(1981)などがあり、大きな反響をよびました。また、映画のシナリオ、ノンフィクションも手がけています。1982年、ラテンアメリカ出身の小説家としては、アストゥリアスに次いで、ノーベル文学賞を受賞しました。
晩年まで創作意欲が涸れることのなかった氏の著作を中心に、当館所蔵資料から紹介します。
日時
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会場
3階 レファレンスカウンター横
展示内容
『百年の孤独』 『族長の秋』 ほか 図書・雑誌 約80冊
展示図書リスト
様子