「匂いの図書館ワークショップ」 令和元年9月8日(日)

奈良県立図書情報館では、本をめぐるイベント「匂いの図書館ワークショップ」を開催します。

図書館の本、古書、家の本には、人の歴史、時間、文化の軌跡があります。私たち人間の肉眼では可視化できない本の旅路、人との関係性を本の紙の痕跡、残香から紐解き、嗅ぐ行為により変異していく過程を楽しみ、本の匂いから自分を振り返り、また語り合い、他者を知る機会を楽しみます。ページをめくる音や紙の肌触りや重さ、時代が物語る焼けた紙質、新しい本のインクの匂いを感じながら、本と物語と物質的な匂いの印象から言葉をひきだします。長い時間を経て紙に蓄積された見えない記憶を香り(匂い)で読み解きながら、本と紙の関係性を見つめ直します。さまざまな本の香りを出発点に、参加者と一緒に、記憶を語らうことで、多角的視点、感覚を養うイベントです。

匂い

 

匂い2

 

 

日時
-
開場時間
9:30
会場
1階 交流ホール
定員
20人(先着・要申込み)
料金
無料
主催
奈良県立図書情報館
タイプ
ワークショップ
コーディネーター
井上尚子(美術作家)、白須末香(嗅覚研究者)