茶祖珠光と利休の茶の湯 : 平成30年度 一般財団法人 氷室神社文化興隆財団 公開講座 平成30年7月29日(日)

千利休が大成した「わび茶」の祖は奈良出身の珠光とされています。古田織部が「宗易(利休のこと)いでて、ひとしお珠光名上がる也」(茶道四祖伝書)と語ったように、実は珠光を高く評価して、その地位を確定させたのが利休でした。とはいえ、珠光の人物像とその茶の湯については、後世に創られた伝説で多くの誤解が生じていました。

本公開講座では、近年になって珠光とその茶の湯の実像がかなり明らかになったことや、新たなとらえ方が必要になっている利休がめざした「わび茶」についても語っていただきます。

【講師】神津 朝夫氏 (奈良県立大学ユーラシア研究センター客員研究員)

神津 朝夫(こうず あさお) 

1953年東京都生まれ。早稲田大学大学院・帝塚山大学大学院修了、博士(学術)。著書に『奈良大和路茶の湯逍遥』(淡交社, 2015年)、『茶の湯と日本文化 : 飲食・道具・空間・思想から』(淡交社, 2012年)、『茶の湯の歴史(角川選書)』(角川グループパブリッシング, 2009年)、『千利休の「わび」とはなにか(角川選書)』(角川書店, 2005年)、『茶人と茶の湯の研究』(思文閣出版, 2003年)などがある。

日時
-
開場時間
13:00
会場
1階 交流ホール
定員
100人
料金
1,000円(お一人)
主催
一般財団法人 氷室神社文化興隆財団
共催
奈良県立図書情報館
タイプ
イベント
お問い合わせ先

一般財団法人 氷室神社文化興隆財団 事務局

〒630-8301 奈良市高畑町30-4

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