本書は4冊のうちの第1冊で、2部構成のうち第1部の前編にあたる。
はしがきには、この本の目的が次のように書かれている。「本書は新しい日本の教育が、何を目あてとし、どのやうな点に重きをおき、それをどういふ方法で実行すべきかについて、教育者の手びきとするためにつくつたものである」「教育者が、これを手がかりとして、自由に考へ、ひ判しつつ、自ら新教育の目あてを見出し、重点をとらへ、方法を工夫せらることを期待する」
本書の構成は次のとおり。
- 第一章 序論―日本の現状と国民の反省
- 第二章 軍国主義及び極端な国家主義の除去
- 第三章 人間性・人格・個性の尊重
- 第四章 科学的水準及び哲学的・宗教的教養の向上
- 第五章 民主主義のてつ底
作成者
文部省
作成年代
昭和21年5月15日翻刻