終戦後、1946年(昭和21)11月3日、大日本帝国憲法を改正して日本国憲法が公布された。
憲法普及会は「新憲法の精神を普及徹底し、これを国民生活の実際に浸透するよう啓発運動を行うこと」を目的とし、1946年12月1日発足した。事務局は文部省に置かれ、会長には衆議院の憲法特別委員長(のち首相)の芦田均が就任した。
かるたの内容には、大きく分けて次のようなものがある。
1) 日本国憲法の精神をあらわしたもの
(例)国民主権(「み 民主 みんなの 心から」、「ろ ろばた から よ論」)
戦争放棄(「い いくさを なくす 新憲法」、「へ 平和の 世界 われらののぞみ」)
基本的人権の尊重(「こ 個人 尊重」、「し 信仰の 自由 学問の 自由」)
2) 戦前の風潮(ふうちょう)を批判(ひはん)したもの
(例)「ち 力に たよれば 力まけ」、「ほ 封建 かたぎは はやらない」
3) 新しい日本をつくる意欲を鼓舞するもの
(例)「つ つらい 辛抱 ひとしんぼう」、「の 昇る 太陽 輝く 文化」
作成者
憲法普及会
作成年代
1947年

