県立図書情報館と帝塚山大学図書館が相互協力をします
公共図書館と大学図書館との枠組みを超えた相互貸借で県民の利用できる専門資料が拡大!
より専門性が高く、多様な資料・情報を利用できるよう、県立図書情報館と帝塚山大学図書館が相互協力協定を締結します。
相互協力協定締結式
- 日時 平成28年2月25日(木)午後3時
- 会場 奈良県立図書情報館 1階「経営委員会室」(奈良市大安寺西1丁目1000番地)
- 千田稔(せんだみのる)県立図書情報館長と蓮花一己(れんげかずみ)帝塚山大学図書館長が協定調印、その後、記者会見を同会場で行います。
報道発表(記者レク)のお知らせ
- 県立図書情報館と帝塚山大学図書館の相互協力の事業概要について
- 相互協力にもとづく先行事業について
※同日午後3時10分より、1階「経営委員会室」にて、千田稔県立図書情報館長と蓮花一己帝塚山大学図書館長が、報道機関のみなさまにご説明いたします。
事業概要
- 図書情報館の利用者は、図書情報館で帝塚山大学図書館の資料を借りることができます。
- 帝塚山大学の学生および教職員は、大学図書館を通じて図書情報館の資料を借りることができます。
- 帝塚山大学の学生および教職員は、図書情報館で借りた資料を、大学図書館で返却することができます。
- 両館の利用者に費用負担をかけずに行います。図書情報館で現在実施中の、県内公共図書館等との資料搬送便を利用します。
- 両館は、地域に資する連携事業を行います。次年度には、帝塚山大学教員による県立図書情報館での公開講座や、帝塚山大学からのインターンシップを県立図書情報館が受け入れるなどの連携事業を検討しています。
事業効果等
- この相互協定により、県民は、人文科学・経済学・心理科学・法政策に関する、より専門的な学術資料の利用機会が拡大されます。
- 帝塚山大学に直接出向かず、県立図書情報館で資料を利用できるようになり、県民向けサービスが一層拡大します。
- 帝塚山大学と地域連携を図ることで、図書情報館と帝塚山大学の両館が新たなサービスを生み出していくことが期待できます。
- この協定により、図書情報館と大学の連携は奈良県立大学を含めて6大学となり、さらに幅広い学術資料の利用ができるようになります。
その他5大学について
大学図書館名 | 締結日(サービス開始日) | 図書館資料の特徴 |
---|---|---|
奈良学園大学図書館 | 平成20年12月24日(水)(平成21年1月6日(火)) | 経済・経営・法律などの社会科学分野と情報関係の専門図書 |
奈良女子大学学術情報センター | 平成21年7月7日(火)(サービス開始同日) | 社会科学(女性問題など)・人文科学(歴史など)の専門図書 |
奈良教育大学図書館 | 平成21年9月25日(金)(サービス開始同日) | 幼児教育から生涯学習までの教育に関する幅広い専門図書 |
奈良県立大学附属図書館 | 平成21年9月29日(火)(平成21年10月1日(木)) | 観光や地域づくりに関する専門図書 |
奈良先端科学技術大学院大学附属図書館 | 平成23年3月3日(木)(サービス開始同日) | 情報科学などの先端科学技術に関する専門図書 |
事業開始期
- 平成28年4月1日(金)からサービスを開始します。
- 両館利用者は、相手館の所蔵する資料について取寄せ・貸出依頼をすることができます。
- 奈良県立図書情報館のホームページで、帝塚山大学図書館を含めた連携大学図書館の所蔵資料を横断検索できます。
先行事業
両館で相互協力協定締結記念資料展示をおこないます。
- 奈良県立図書情報館
- 期間 平成28年2月23日(火)~3月6日(日)
- 会場 セミナールーム前
- 内容 『帝塚山大学紹介パネル展』
開学50周年を迎え、創立から現在に至る歴史を大型のパネルで紹介します。
- 帝塚山大学図書館
- 期間 平成28年2月23日(火)~4月24日(日)
- 会場 アクティブラーニングスペース前
- 内容 『奈良博覧会と奈良 -明治の正倉院展と奈良の魅力』
明治の初め、東大寺の回廊を会場に大規模な展覧会「奈良博覧会」が開かれました。正倉院の御物が出陳されたこともありたいへんな盛会だったようです。 博覧会物品目録や解説など、図書情報館所蔵の貴重資料を展示します。
参考
奈良県立図書情報館の特色
蔵書は約68万冊。幅広い分野の一般書、専門書を所蔵。特に歴史、文学(現代小説を除く)などが充実している。また、奈良県とその隣接地域に関する資料を網羅的に収集している。県内公共図書館との相互協力は既に実施中。2009年11月に創立100周年を迎え、また図書情報館としては2015年11月に10周年を迎えた。
帝塚山大学図書館の特色
6学部9学科大学院4研究科を擁する奈良県最大規模の私立大学。学園前と東生駒にキャンパスがある。近年では、「実学の帝塚山大学」として、教育研究活動の成果を地域社会へ還元することを目的とした産官学連携プロジェクトを積極的に推進している。2014年に開学50周年を迎えた。図書館の蔵書は約61万冊。一般向けの貴重書展や公開講座など、地域社会をアカデミックに活性化する活動に取り組んでいる。