国立国会図書館によるサービスの提供開始について

国立国会図書館新サービス、フライヤー

先月3日に開館10周年を迎え、図書情報館では各種機器の更新を行いました。 これにより、12月15日より2つの新しいサービスをご利用いただけるようになります。

≪国立国会図書館デジタル化資料送信サービス≫

国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由により入手困難な資料を、承認を受けた図書館で閲覧や複写ができるサービスです。

対象となる資料は、明治期以降昭和43年までに国会図書館が受け入れした図書や江戸期・清代以前の和漢書、雑誌など約137万点。これまでは、取り寄せることのできなかった雑誌や発行年の古い和図書なども、図書情報館内の専用端末で閲覧、複写できるようになります。

(資料例) 

  • 『人生読本』 武者小路実篤著  学芸社  昭和12年
  • 『オリンピック競技大会報告書. 第18回 (1964年 東京) 』日本体育協会  昭和40年

≪歴史的音源≫

主に1900年初頭から1950年頃に国内で製造されたSPレコード等に収録された音源をデジタル化したもので、これを国立国会図書館が公共図書館等に配信提供しています。音源の内容は、歌謡曲、落語、演説など幅広いジャンルにわたり、現在約5万タイトルが収録されています。

(収録例)

  • 『丘を越えて』 藤山一郎  
  • 『落語 うどんや』 柳家小さん(3代目)
  • 『演説 普通選挙について』 尾崎行雄   

  ※図書情報館2階 アトリエの専用端末で視聴できます