「般若の芝」に関する文献はないか。
毎年薪能が行われる興福寺南大門の跡地あたりが「般若の芝」といわれていたようです。由緒にふれた部分が『大和名所圖會,残2巻』にあります。 南大門の「石壇の下なるしばそこに、いにしへ大般若経 六百巻うづまれしゆゑに、般若の芝と号す。」伝承とはいえ般若心経との関わりが深そうです。
◆出典・参考資料
『大和名所圖會, 残2巻 』 秋里籬島著 竹原信繁画 出版者不明 (291.65-ヤマト-2)
『奈良名所八重桜 』 大久保秀興著 横山重監修 横山重、小川武彦解説 勉誠社 (291.65-454)
『奈良曝 巻二』 西村嘯月堂(291.65-ナラサ)