『笑う科学イグ・ノーベル賞』

作成者
志村幸雄著
出版者
PHP研究所
刊年
2009.11

  本書は、「裏ノーベル賞」とも呼ばれ、人々を楽しませつつも考えさせるような独創的な科学成果に対して送られるという「イグ・ノーベル賞」について紹 介されている。 また、日本人が授賞した代表的な研究を「人」と「業績」の両面から詳述し、イグ・ノーベル賞獲得のための方法論が述べられている。 1991年創設の「イグ・ノーベル賞」は20年以上もの歴史ある米国発の賞ですが、「イヌとの対話を実現した犬語翻訳機「バウリンガル」」(2002年平 和賞)「兼六園の銅像がハトに嫌われる理由の化学的考察」(2003年化学賞)「人々が互いに寛容になることを教えたカラオケ発明」(2004年平和賞) など日本人が19年間で14件を受賞している。 本書では、ノーベル賞のパロディーとして話題を集めるイグ・ノーベル賞の「科学性」を詳細に考察し、人を楽しませる「オモシロ科学」の大切さが説かれてい る。 ぜひ一読を!