『ふわとろ : Sizzle word : 「おいしい」言葉の使い方』

作成者

B・M・FTことばラボ 編

出版者

B・M・FT出版部

刊年

2016.9

 シズルワードという言葉を聞いたことがありますか。『大辞林』第三版には、シズル「sizzle」は「1(ステーキなどの肉や揚げたての食べ物が)ジュージューと音をたてていること。 2転じて、食欲や購買意欲を刺激するもの。」とあります。この本では、「ふわとろ」「もっちり」「とろーり」「焼きたて」などの「おいしい」を予感させる言葉や、「おいしい」を誰かに伝えたいときに口にする言葉をシズルワードと呼び、メディアや広告、飲食店のメニュー、SNS、日常会話など、あらゆるところからそういった言葉を集め、実際にどのような使われ方をされているのか、どういった研究がされているのかといったことが書かれています。
 本書は全4章で構成され、1章は「おいしい」をつくるプロの料理人などへのインタビュー、2章は専門家によるシズルワードについての考察、3章はおいしさを表現した映画や本の紹介、4章はシズルワードの字引きとなっています。4章では93語を選び出し、ブログやSNSから実際の言葉の使い方を取り上げ、商品への使用例も紹介しています。
 日本語は他の言語と比べ、おいしさを表す言葉が多いと言われています。「ふわふわ」「ふんわり」「ふわとろ」「とろとろ」といった言葉の違いを説明できますか。おいしい言葉やおいしいを作るための想いがぎっしり詰まっている本書は、食と言葉の新たな魅力を感じていただける一冊です。