タラブックスはインドの南東部の都市チェンナイにある、ちいさな出版社です。タラブックスが出版するインド土着の芸術や各地の民俗芸術をモチーフにした出版物は、他に類を見ないものとして注目されています。出版・編集手法も独特で、企画から印刷、製本にいたるまで、一貫して職人さながらの本づくりに徹して仕事をしています。特に手漉きの紙にシルクスクリーンで印刷し、一冊ずつ手製本で仕上げられたハンドメイド本は、世界中で高い評価を受けています。
今回の展示では、タラブックスの本と、タラブックスの仕事場の様子を収めた写真パネルを展示するとともに、図書情報館の司書がタラブックスの絵本や活動からイメージされるテーマを挙げ、それに関する図書も紹介し、インドの文化や、働き方について考える機会となる展示とします。
また、11月18日と12月1日には、関連イベントを開催します。
- 日時:11月18日(日)14時30分から(受付 13時30分)
- 出演:松岡宏大(写真家・ライター)、矢萩多聞(装丁家)
- 日時:12月1日(土)11時~18時
- 内容:ワークショップ、トークイベント
画像をクリックすると、PDFファイルが表示されます。
日時
-
会場
3階 ブリッジ
主催
奈良県立図書情報館
展示内容
- タラブックスの仕事場や印刷工程の解説
- 絵本『夜の木』の画家とその故郷の村の写真
- 自然や動物と人間の共生、経済成長と開発などをテーマにしたタラブックスの本
- タラブックスの本やインド文化からインスピレーションを得て、司書が選書した関連図書など
展示図書リスト