図書情報館では、一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY)が主催する世界の子どもの本(原書)の資料展示を行います。国際児童図書評議会(IBBY)が推薦した、世界中のすばらしい物語や本、すばらしい作家や画家の描いた児童書を直接手にとって見ることのできる貴重な機会です。
会期中の2月16日(日)には、「世界の子どもの本はこんなに面白い!」と題して、ロシア児童文学研究者の南平かおり氏の講演会も開催します。また、当館、3階YAコーナーで関連図書を展示します。
今年度は、「国立国会図書館国際子ども図書館(東京都)」や「出版クラブビル(東京都)」、「太田市美術館・図書館(群馬県)」、「流山市立図書館(千葉県)」で開催され、当館の次に「大阪府立中央図書館(大阪府)」(予定)で開催されます。
- 日時)2月16日(日) 13:00〜15:00(開場12:30)
- 場所)奈良県立図書情報館1F交流ホール
2018年の国際アンデルセン賞受賞作家・画家の作品 および「IBBYオナーリスト」全作品 約200冊
【IBBYオナーリスト】
国際児童図書評議会(IBBY)が1956 年に創設した、世界の優れた子どもの本を集めたリストで、世界に向けて隔年で発信されています。現在は、文学作品・イラストレーション作品・翻訳作品の3 部門からなり、IBBY 支部が、世界の子どもたちに読んでほしいと願う、それぞれの国の特徴を持つ最も優れた作品を推薦しています。
2018年版は61カ国50言語191作品が推薦され、日本からは、文学作品に古内一絵さんの『フラダン』(小峰書店)、イラストレーション作品にスズキコージさんの『ドームがたり』(文:アーサー・ビナード/ 玉川大学出版)、翻訳作品に母袋夏生さんの『お静かに、父が昼寝しております:ユダヤの民話』(岩波書店)が選ばれました。