奈良県立図書情報館では、「古写真で見る南都大寺-明治後期~昭和初期の文化財保存修理風景-」を開催します。
奈良県では、明治30年(1897年)6月に「古社寺保存法」が成立以降、保存修理時に作成した図面、撮影写真、精算書等の文書記録が保管されています。昨年、明治30年代から昭和40年代のガラス乾板等2,600枚が奈良県文化財保存事務所より移管されました。その内容は、明治30年代に修理が行われた新薬師寺本堂・法起寺三重塔からはじまり、大正期の法隆寺や昭和40年代の東大寺諸建物修理まで範囲は広く、特に明治から昭和初期の修理工事報告書未刊行時期の写真は貴重であり、奈良県下における保存修理の状態を知る上でも貴重な資料です。代表的な寺院の保存修理の前後の写真を中心にパネルで紹介します。
[関連図書展示]
図書展示:「古写真で見る南都大寺-明治後期~昭和初期の文化財保存修理風景-」
当館エントランスホールで「古写真で見る南都大寺~明治後期~昭和初期の文化財保存修理風景~」を開催するのに合わせ、ガラス乾板の写真が掲載されている奈良県文化財修理報告書や寺院建築関連資料、工藤利三郎関係など約200冊を展示します。
- 会期:平成27年5月30日(土)~6月28日(日)
- 会場:2階 情報資料スペース
- 協力:入江泰吉記念奈良市写真美術館
日時
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会場
2階 メインエントランスホール
主催
奈良県立図書情報館