行基生誕1350年記念講演 行基と長屋王の時代 — 今、我々は何が出来るのか — 平成29年度 一般財団法人 氷室神社文化興隆財団 公開講座 平成29年8月11日(金祝)
『天平十三年記』に記録された行基集団の社会事業について、史料と現地の状況に即して詳細に読み解いた著書『行基と長屋王の時代 行基集団の水資源開発と地域総合整備事業』(現代企画室、2017年)を上梓した河川実務家・尾田栄章氏が、天平の名僧・行基が展開した事業、悲劇の宰相・長屋王との意外な絆、歴史から学ぶ私たちが現代社会で出来ることについて語ります。
尾田 栄章(おだ・ひであき)
1941年福井県生まれ、奈良県育ち。京都大学大学院を修了し、1967年に建設省に入省。河川管理の目的に「河川環境の整備と保全」を加えると共に住民参加を求める平成9年河川法改正に河川局長として携わる。1998年に退官後、第3回世界水フォーラム事務局長などを歴任。また、蓋をされた河川の再生を目指すNPO「渋谷川ルネッサンス」を立ち上げ、人と川との関係を広げ、深める活動に取り組む。2013年から16年まで、東日本大震災と原発事故で被災した福島県広野町で福島県の任期付職員として勤務した。著書に『対談集・みちのくに徹する—東北の人と川』(山海堂、2002年)、『セーヌ川に浮かぶパリ』(東京図書出版会、2004年)、『行基と長屋王の時代 行基集団の水資源開発と地域総合整備事業』(現代企画室、2017年)がある。
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