新「大和鉄道唱歌」(仮称)歌詞募集要項

1.趣旨

   新王寺駅から西田原本駅までを結ぶ近鉄田原本線(10.1㌔)が、大和鉄道として開業してから、来年(平成30年)、100年目を迎えます。これを記念して、沿線に学ぶ中学生を対象として、新「大和鉄道唱歌」(仮称)の歌詞を公募します。

   従来の「大和鉄道唱歌」は、大正7年に新王寺~田原本間が開通した際に、大和の歴史や文化に博識であった水木十五堂翁が、沿線の歴史や産業を織り込んで42番まで作詞したものです。このたび、沿線で学ぶ若い世代が、自由な感性で新たに作詞されることにより、郷土の歴史と文化を学び、より深い愛着を感じていただきたいと願っています。

 

2.募集概要

 (1)募集内容

  各町の観光地や歴史、文化等未来に残していきたいものを歌詞の中に入れ、作品は七五調で、「七五 七五 七五 七五」の形の作品を募集します。文体は、自由に表現をしていただき、旧鉄道唱歌の文語表現等にとらわれずに地元での思いを表現してください。

 

      例.(大和鉄道唱歌 2番)

山(やま)の麓(ふもと) 一帯(いったい) / 昔(むかし)より名(な) 龍田(たつた)にて / 二千年前(にせんねんまえ) 鎮座(ちんざ)せる / 宮(みや)は立野(たての) おはします

  ※メロディは「汽笛いっせい新橋を・・・」で知られる、明治時代に作られた「鉄道唱歌」と同じです。なお、下記アドレスにアクセスされると、メロディを聴くことができます。

(※アドレスは、https://youtu.be/vRzQT7pZGhk

 

  (2)募集期間

      平成29年8月1日(火)~9月30日(土) 

 

  (3)応募資格

    大和鉄道沿線近隣6町内に所在する中学校に在籍する中学生

 

(4)応募規定

    ・作品は未発表のオリジナル作品とし、1人1作品とする。

  ・大和鉄道沿線近隣6町内に所在する中学校において取りまとめた上で、提出する。

    ・応募費用は、無料とする。

 

3.選考方法

  第1次選考は、各町で審査し、各町10作品以下まで選考します。

    第2次選考は、第1次選考を通過した作品から、なら・図書館に集う会で各町3作品以下を選考します。

 

4.結果発表・唱歌披露

 (1)日時   平成30年4月26日(木)予定

   (2)会場  大和鉄道100周年に合わせ6町での合同報道発表の場

 

5.参加賞等

大和鉄道写真入りクリアファイルを応募者に進呈します。また、歌詞に選ばれた方には、副賞がございます。

  ※選ばれた歌詞による新「大和鉄道唱歌」(仮称)のCDを制作し、披露の機会を設ける予定。

 

6.留意事項

  ・決定した作品の著作権、版権など一切の権利は主催者に帰属します。  

    ・応募作品は返却不可とします。

  ・審査経過や結果についての問い合わせは受け付けません。

 

7.提出先及びお問い合わせ先

  主催:なら・図書館に集う会(事務局:奈良県立図書情報館)

  〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地  TEL.0742-34-2111

協力:大和鉄道沿線近隣6町(川西町、三宅町、田原本町、王寺町、広陵町、河合町)

 

(参考)『大和鉄道唱歌』について

「汽笛一声、新橋を……」で始まる『鉄道唱歌』の旋律に合わせて唄われる『大和鉄道唱歌』は、「大和の生き字引」と言われた郷土研究家、水木要太郎翁(雅号「十五翁」)が、後に、近鉄田原本線となる新王寺-田原本間が、大正7年(1918)に開業した際に 、大和鉄道㈱の依頼を受けて作詞したものです。

42番の長編の歌詞に、沿線の地理的景観や歴史、「大和の大阪」と称えられた商業地「田原本」 の風景、さらには、桜井まで延伸しようとする軽便鉄道会社の気概が読み込まれています。

歌詞はこちら(PDF 493kB)