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「戦争影響調査」

奈良県総務課『社寺関係書類』(奈良県庁文書)所収

昭和15(1940)年に人口が五千人以上だった奈良県下の市町村を対象に、終戦直後に奈良県統計課が行った戦争影響調査。該当市町村の人口変動、戦災による家屋喪失者数、無職業者数、従軍者数、復員者数、未復員者数が記されている。奈良市では7350人が従軍しており、市民の9人に1人が従軍したことになる。また、大阪や京都からの疎開者が多かった奈良県では昭和15年よりも昭和20年の方が人口が多くなっていることが読み取れる。

「戦争影響調査」

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