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陸軍予科士官学校、陸軍幼年学校の受験者統計
(『陸海軍將校生徒採用試驗既出問題集』戦体390.7-1200、S.T.氏寄贈)より

旧制高等学校などと同じく陸士受験に中学卒業は必須ではなく、試験も中学4年修了程度のものとされていたが、実際には中学5年(卒業見込み)で合格する割合が最も高かったことがわかる。中学卒業生つまり浪人生の割合も高く、ここに掲げられた3年間では昭和12年を除いて中学4年での合格数を上回っている。幼年学校では中学2年ついで中学1年生での合格が多く、この2学年で大部分を占めている。中学校へ進学しなくても受験は可能だったが、「小学校」「その他の学校」からの合格者は数百人中の十名前後にとどまっている。

陸軍予科士官学校、陸軍幼年学校の受験者統計(その1) 陸軍予科士官学校、陸軍幼年学校の受験者統計(その2)

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