海軍志願兵合格証及採用証

軍隊勤務は、当然ながら警察や鉄道等以上に危険に満ちたものでした。

下の合格証を受け取った弘吉は、大正12年生まれ。自動車運転にたけていた兄は陸軍の輜重兵となり昭和13年に中国大陸で戦死していますが、弘吉はそれでも海軍に志願しました。弘吉も19年、フィリピン方面で戦死したことが寄贈いただいた資料から確認できます。

戦局が厳しくなると志願動機も、「就職先」というよりは、徴兵を待たずお国のために尽くしたいといった内容のものが多くなります。