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【テーマ】  『中 国 茶』

  「中国茶といえば?」と問われれば、多くの人が「烏龍茶」と答えるでしょう。しかし、中国でも緑茶や紅茶といったお茶も一般的に飲まれています。その他にも白茶・黒茶・黄茶といった具合に多くの種類があるので、中国茶=烏龍茶というのは必ずしも正しいとは言えません。最近は、日本でも茉莉花(ジャスミン)茶などは良く知られていますが、まだまだ馴染みのないお茶も多くあり、少しでも中国茶の魅力に触れて頂きたく、限りはありますがここに資料の紹介をさせていただきます。

《当館所蔵中国茶関連図書情報》
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中国茶入門編

 中国茶の種類やお茶に関する雑学など、まずは中国茶とはどのようなものか知りたい方に。
  □『中国茶読本』(596.7-18) 島尾伸三 著/平凡社/1996年
  □『中国茶雑学ノート−「清香」世界へのいざない』(619.8-25) 成田重行、工藤佳治 著/ダイヤモンド社/1996年
  □『世界の名茶事典:決定版』(596.7-31) 講談社 編/講談社/1998年
  □『Q&Aやさしい茶の科学』(619.8-24) 豊茖会 編/淡交社/1995年 

中国茶中級編

 中国茶の歴史やルーツ、日本茶との関係など、もっと詳しく知りたい方に。
  □『茶の民俗誌−製茶文化の源流』(383.8-166) 松下智 著/雄山閣出版/1998年
  □『ティーロード−日本茶の来た道』(619.8-20)  松下智 著/雄山閣出版/1993年
  □『茶の起源を探る』(617.4-24) 橋本実 著/淡交社/1988年
  □『年表茶の世界史:新装版』(619.8-21) 松崎芳郎 編著/八坂書房/1992年

中国茶上級編

 中国茶の科学的検証や中国で書かれた茶書解説など、中国茶を極めたい方に。
  □『緑茶・紅茶・烏龍茶の科学と機能』(619.8-18) 中林敏郎 他 共著/弘学出版/1991年
  □『お茶の科学』(619.8-19) 山西貞 著/裳華房/1992年
  ■『茶経』(082-4-75) 林左馬衛、安居香山 著/明徳出版社/1974年
  ■『中国の茶書』(080-6-289) 布目潮風、中村喬 編訳/平凡社/1976年 

中国茶番外編

 中華料理には中国茶が良く合います。そこで、中国の食文化に関する資料もご紹介します。
  □『新中国料理大全1〜5』(596.2-24-1〜5) 小学館/1997年
  □『中国の食卓−茶余閑話』(383.8-127) 筧久美子 著/筑摩書房/1993年
  □『中国料理の文化史』(383.8-168) 張競 著/筑摩書房/1997年
  ◇『中国食文化事典』(383.8-73) 木村春子 他 編著/角川書店/1988年 

 これらの資料で知識を深め、実際に中国茶をお試し頂くことをお勧めします。 

(竹森 千恵)


 
 

開館時間
閲覧室、読書室、学生室

9:00〜20:00

郷土資料室、児童室

9:00〜17:00

休館日
月曜日・祝日・月末・年末年始

図書点検期

交通案内
近鉄奈良駅から東へ徒歩5分

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奈良県立奈良図書館報 うんてい 第71号 平成12年3月30日発行

《編集・発行》 奈良県立奈良図書館 〒630−8213奈良市登大路町
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