奈良市北東にある奈良のシンボル的な山。標高342メートル。毎年1月に行われる山焼きでも知られる。
山の形が菅笠(すげがさ)に似ており、3つの峰が重なったように見えることから、三笠山と呼ばれることもある。
このため、阿倍仲麻呂の歌「天の原ふりさけみれば 春日なる三笠の山に 出でし月かも」(古今和歌集/百人一首)に出てくる山と間違われ
ることが少なくないが、これは御蓋山を詠んだもので若草山とは別である。
鶯塚古墳がある山頂からは、奈良市内はもちろん、金剛生駒紀泉国定公園の山々や京都盆地も一望できる。
春と秋の開山期間には、多くの観光客がハイキングや遠足に訪れる。
所在地:奈良県奈良市
開山期間:3月中旬~6月中旬
9月中旬~11月中旬(毎年異なる。2010年秋は、12月12日まで)