※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

六地蔵(ろくじぞう)

概要

集落を通る道の真ん中にある大きな石に、六道を表す六地蔵が彫られている。
向かって右から、日光菩薩(天上道)、除蓋障菩薩(じょがいしょうぼさつ/人間道)、持地菩薩(じちぼさつ/修羅道)、宝印菩薩(畜生道)、宝珠菩薩(餓鬼道)、壇蛇菩薩(だんだぼさつ/地獄道)が並ぶ。
かつて葛城山のふもとでは、たびたび土砂崩れが起きたといい、この辺りの地名「櫛羅(くじら)」は「崩れ」が語源とされる。 六地蔵を彫った石も、室町時代に発生した土石流で流れ着いたと伝えられる。災害に苦しむ土地の人たちが救いを求め、その石に六地蔵を彫ったもの と考えられるという。

参考

所在地:奈良県御所市櫛羅

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