奈良時代に行基(ぎょうき)が開いたと伝えられる。
付近はかつて藤原氏の荘園だったことから、興福寺と関係が深かった。
平安時代末期から鎌倉時代初めにかけて、この地の豪族、多田氏が本堂を建立した。
鎌倉時代には多田氏の菩提寺として栄え、境内には約100基の五輪塔が建つ。
本尊は、快慶作と伝えられる善導大師坐像(重要文化財)。ほかに、平安時代に造られたとみられる阿弥陀如来坐像(奈良県指定文化財)がある。
現在の本堂は、江戸時代の建物(奈良県指定文化財)。
所在地:奈良県奈良市来迎寺町126
拝観時間:境内拝観自由