千光寺山門から下った分かれ道の地蔵堂にある、高さ約2メートルの地蔵立像。 頭に大きな笠石をいただき、左側面には弘安4年(1281)の銘があり、二度目の元寇(げんこう)の際、危難を避けるよう建立されたと考えられている。 その後は、祈ると病気や痛みが揺るぐ(消え去る)とされ、庶民の信仰を集めた。 傍らには十三体の仏像を刻んだ室町時代の十三仏板碑が、背後には五輪塔が立つ。
所在地:奈良県生駒郡平群町鳴川
揺地蔵尊 2010年10月27日撮影 生駒郡平群町