※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

夜都伎神社(やとぎじんじゃ)

概要

天理市乙木町の北方、集落から少し離れた宮山(たいこ山ともいう)に鎮座する神社。
俗に春日神社といい、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主神(ふつぬしのかみ)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、姫大神(ひめがみ)の四神を祭る。
もともと乙木には、夜都伎神社と春日神社の二社があったが、夜都伎神社の社地を竹之内の三間塚池と交換して春日神社一社にし、社名を変えたのが現在の夜都伎神社という。
春日大社とゆかりが深く、明治維新までは、蓮(はす)の御供えと称する新饌(しんせん)を献供し、春日大社から60年ごとに若宮神社の社殿と鳥居を下げられるのが例となっていたと伝わる。
現在の本殿は、明治39年(1906)に改築したもので、春日造檜皮(ひわだ)ぶき、高欄、浜床、向拝付彩色七種の華麗な同形の四社殿が、末社の琴平神社と並ぶ。
拝殿はかやぶきで、この地方では珍しい神社建築である。
鳥居は、嘉永元年(1848)4月、春日大社若宮神社から下げられたものだという。

参考

所在地:奈良県天理市乙木町
拝観時間:境内拝観自由

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