白鳳伽藍の東回廊の外側に建つお堂。
養老年間(717~724)に吉備内親王(きびないしんのう)が元明天皇の冥福を祈り、建立した。
奈良時代は現在地の東側(現在の観音池の辺り)に建てられていたが、天禄4年(973)の火災で焼失し、弘安8年(1285)に現在地に再建された。
正面7間、側面4間の入り母屋造り本瓦ぶきで、国宝に指定されている。
堂内には本尊・聖観世音菩薩像(白鳳時代、国宝)が安置され、その四方を鎌倉時代の四天王像が守護している。
所在地:奈良県奈良市西ノ京町457
拝観時間:8時30分~17時00分