※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

売太神社(めたじんじゃ)

概要

大和郡山市の稗田環濠集落に鎮座する神社。
古事記を口伝したとされる稗田阿礼命(ひえだのあれのみこと)を主斎神とし、天宇受賣命(あまのうずめのみこと)、猿田彦命(さるだひこのみこと)を副斎神として祭る。
稗田阿礼は天武天皇の舎人(とねり)で、稗田町付近に居住していた猿女君一族の末裔(まつえい)である。
記憶力に優れ、天皇の系譜や古代からの伝承を暗唱し、阿礼が読み習わした内容を太安万呂(おおのやすまろ)が記録にとり、和銅5年(712)に日本最古の歴史文学書である古事記が誕生した。このことから、現在は学問の神、知恵の神として信仰を集めている。
昭和5年(1930)からは、奈良県童話連盟によって、語り部の祖、童話の神として顕彰され、毎年8月16日に阿礼祭が行われている。
当日は、「稗田舞」「阿礼さま踊り」「阿礼さま音頭」などが奉納され、童話の読み聞かせ会なども開かれる。

参考

所在地:奈良県大和郡山市稗田町319
拝観時間:境内拝観自由

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