※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

室宮山古墳(むろみややまこふん)

概要

古墳時代中期に造られた前方後円墳で、全長238メートル。「室の大墓」とも呼ばれ、御所市最大の古墳である。
明治時代に前方部から木棺、11面の鏡、多数の玉類が出土し、大正10年(1921年)国の史跡に指定された。
後円部の頂上には二つの竪穴式石室があり、それぞれの周りを方形に区画する埴輪(はにわ)列がある。
南側の石室には、内側を朱で塗られた大型の長持形石棺が置かれ、大豪族葛城氏の首長が埋葬されたとも考えられている。
石室に長持形石棺が納められたままの状態で見学できるのは、全国でも唯一の例である。

参考

所在地:奈良県御所市室
見学自由

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