※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

室生寺 本堂(灌頂堂)(むろうじほんどう/かんじょうどう)

概要

金堂からさらに石段を登ったところにある建物。
鎌倉時代後期、延慶元年(1308)に建立された。
真言密教の最も大切な法儀である灌頂(かんじょう)を行うお堂で、真言寺院の中心であることから、本堂または灌頂堂と呼ばれる。
屋根は入り母屋造り檜皮(ひわだ)ぶきで、和様と大仏様の折衷建築様式を示す。堂内の正面の厨子(ずし)に安置された如意輪観音坐像(重要文化財・平安時代中期)は、観心寺(大阪府河内長野市)、神咒寺(かんのうじ、兵庫県西宮市)の如意輪観音とともに、日本三如意輪観音の一つと称されている。

参考

所在地:奈良県宇陀市室生区室生78
境内拝観時間:8時00分~17時00分(季節により変動あり、入山は閉門30分前まで)

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