※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

三吉石塚古墳(みつよしいしづかこふん)

概要

新木山古墳(広陵町)の西に築かれた帆立貝式古墳。
墳丘全長45メートル、直径41.4メートル、高さ6.5メートルの後円部に、幅22メートル、長さ7メートルの短い前方部が付く。
周囲に馬蹄(ばてい)形の周濠(しゅうごう)が掘られ、さらに外堤がある。 墳丘は二段築成で、円筒埴輪(はにわ)、朝顔形埴輪が巡り、墳頂には蓋(きぬがさ)、短甲、家形埴輪が立てられており、墳丘と周濠には葺(ふ)き石が施されていた。
埋葬施設は未調査で、埴輪から5世紀後半の築造と考えられている。
発掘調査後、古墳の遺構を盛り土で保存した上に、かさ上げ方式で築造当初の姿に復元整備された。 出土遺物に基づき製作した円筒埴輪、朝顔形埴輪を設置し、葺き石も築造当時の積み方で葺いている。
なお、この復元古墳は、県史跡に指定されている。

参考

所在地:奈良県北葛城郡広陵町三吉

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