貝吹山南麓の丘陵先端に位置する直径約40メートル、高さ約9メートルの円墳。 埋葬施設は、花こう岩の巨石を使用した横穴式石室で、全長10メートル以上とされる。 石室からは、金銅製装飾金具や金銅装馬具、凝灰岩の破片が出土していることから、家形石棺が安置されていたと考えられている。 築造は、石室構造や出土遺物などから6世紀後半ごろ、被葬者は、渡来系氏族東漢氏ではないかと推定されている。
所在地:奈良県高市郡明日香村
真弓鑵子塚古墳 2011年1月23日撮影 高市郡明日香村