現在は本門法華宗の寺であるが、もとは円証寺(奈良市)塔頭の寿福院といい、戦国時代の大和国の武将で筒井城主の筒井順慶の菩提寺であった。
その後、寿福禅院を経て、明治16年(1883)に本門寺となった。
今でも軒瓦には寿福禅院と記されている。
境内にある枯山水の庭園は、茶人として知られる江戸前期の武将・小堀政一(遠州)の作と伝えられる。
庭の南には洗心亭と呼ばれる八畳の書院式茶席が建ち、遠州の居間であったとも伝えられる。
所在地:奈良県大和郡山市筒井町1344
拝観は事前に申し込みが必要