※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

平城京左京三条二坊宮跡庭園(へいじょうきょうさきょうさんじょうにぼうみやあとていえん)

概要

奈良時代に平城宮の東南、平城京左京三条二坊にあった庭園を復元した施設。
昭和50年(1975)の発掘調査によって、園池、建物、塀、井戸、溝、土壙(どこう)などが発見された。
園池は奈良時代中ごろに造られたものと考えられており、幅2~7メートル、総長55メートル、S字状の流れになっている。水深は浅く、玉石を敷き詰め、要所に片麻岩や花こう岩などの景石を配する技巧的なものである。
池の西側には、東方の山並みを背景に池を観賞できるように建物が立ち並んでいたとされる。出土した木簡や瓦などから、公的な宴遊施設であったと推察されている。
数少ない古代の庭園として貴重な遺跡で、昭和53年(1978)には国の特別史跡に、平成4年(1992)には国の特別名勝に指定された。

参考

所在地:奈良県奈良市三条大路1-5-37
入園時間:9時00分~17時00分(入園は16時30分まで)
※平成23年3月31日までは、毎週水曜日と3月22日(火)が休園

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