※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

舟戸神社(ふなとじんじゃ)

概要

大和川と葛下川に挟まれた地域にある神社で、舟戸の氏神である。
由緒は不詳だが、祭神は衝立船戸神(つきたつふなどのかみ)ともいわれる。
伊弉諾神(いざなぎのかみ)が投げ捨てた杖(つえ)から化生した神といわれ、物を衝立のようにして、そこから入れないようにする神とされる。
明治24年(1891)の「明細帳」には、久那戸神(くなどのかみ)と天児屋根命(あめのこやねのみこと)を祭ると記される。
久那戸神は岐神(ふなとのかみ)、道祖神と同じく、道路や旅人を守る神で、大和川や当麻街道を行き交う人々やこの地を守るために勧請され、信仰を集めてきたと考えられている。
また、この地は、聖徳太子建立の四十六カ寺の一つである西安寺の旧跡として注目され、付近から礎石や瓦など、多くの遺物も発見されている。

参考

所在地:奈良県北葛城郡王寺町舟戸2丁目
拝観時間:境内拝観自由

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