聖徳太子建立と伝えられる真言宗の寺である。
明治6年(1873)に廃寺となるまでは証菩提(しょうぼだい)寺といった。大正11年(1922)、吉野郡野迫川村にあった不動院の寺号を譲り受けた。
5間4面、寄せ棟造りの本堂は重要文化財で、大和高田市内では唯一の国指定文化財。棟木の墨書銘によると、文明15年(1483)、高田城主・當麻為長(とうまためなが)が大願主となって建立した。
本尊は金剛界大日如来坐像で、鎌倉時代の秀作である。
所在地:奈良県大和高田市本郷町8-15
拝観時間:境内拝観自由