藤原武智麻呂は藤原不比等の子で奈良時代前期の官僚。藤原南家(なんけ)の祖で、同地の南にある榮山寺を創建したと伝えられる。 没後、平城京北方の佐保山で火葬されたが、子の仲麻呂が榮山寺裏山の当地に改葬したものとされる。 「延喜式」諸陵寮(927年) の「後阿陁墓」に当たる。 東西5.8メートル、南北6.4メートルの方形の石積み基壇に元禄6年(1693)建立の墓碑が立っている。国史跡。
所在地:奈良県五條市小島町
藤原武智麻呂墓 2011年1月20日撮影 五條市