古墳時代後期末に造られた直径約50メートルの大型の円墳。
馬見古墳群の中にある。
全長約17.1メートルの横穴式石室は巨大な花こう岩が使用されている。
玄室は長さ6.7メートル、幅3.3メートル、高さ4.5メートルで、奥の壁側に刳抜(くりぬき)式の家形石棺が、手前に組み合わせ式の家形石棺が納められていた。
副葬品として金環やさまざまな玉、2組分の馬具の一部、武器などが出土した。
被葬者は舒明天皇の父にあたる押坂彦人大兄皇子(おしさかひこひとおおえのおうじ)とする説がある。
所在地:奈良県北葛城郡広陵町馬見北8丁目